野球留学は誰のため?

 

 

 

 

 

 

 

今年も夏の甲子園予選が近づいてきたが、
毎年の様に語られる事の1つに野球留学がある。

 

 

代表校によっては、レギュラーはおろか、ベンチ入りメンバーにすら、
地元出身選手が1人もいなかったりする事もしばしばだ。

 

 

地元の選手がほとんどいないチームを、その県代表として認めていいのか、
本当に地元の人達は喜んでいるのかなど、
『野球特待生制度』 と絡んだこのテの話題は尽きる事がない。

 

 

『ボーイズリーグ』 や、『リトルシニア』 に所属し、
将来有望と思われる中学生には、甲子園常連校が絶えず眼を光らせている。

 

 

中学2年生の時点で激しい争奪戦となり、
中学3年生の春には、志望校を決めなければならないのが通常だ。

 

 

本人は甲子園に出られる高校に行きたいが、
父親は学費問題、母親は遠くの高校に入学させる不安、
所属チームの監督は、どこに選手を送り込めるかなど、
進路にあたって、時には本人そっちのけの大議論となる。

 

 

かのイチロー選手は高校進学にあたって、
「プロで長く活躍している選手が1番出ている」
という理由で愛工大名電を選んだそうだ。

 

 

高校で野球を続けるからには、
強いチームで自分を試してみたいという気持ちもあるだろうし、
親元を離れて住む事が、本人の成長を促す場合もあるだろう。

 

 

大人達の思惑に左右される部分があるにしても、
野球というスポーツを通じて1度しかない高校生活を、
悔いのないものにできる様、願ってやまない。